防災・減災豆知識~家の中で地震が起きた時まずやる事

「地震だ!!」家の中で地震が起きた時、まずやる事は?(場所別対策)

地震はいつ何時やって来るか分かりません。
対応が数秒遅れるだけで大きな被害を受けることになります。
数秒で出来る事はわずかです。
そんなわずかな時間な上、地震が起こった時はパニックになっているので、
その時にとっさに判断しにくい状態になっている可能性が大きいと思われます。
だからこそ、事前からシュミレーションしておく事が大事です。
「数センチの差で助かった」という人がたくさんいます。
地震が起こってから考えるのでなく、家の中の場所別で「まずやる事」を紹介します。


●キッチンにいる場合
“まず脱出して廊下へGO!”
キッチンには、冷蔵庫など100kg近いものがあり、床を滑ったり、倒れてくる可能性があります。
冷蔵庫に脱出口をふさがれたり、下敷きになる危険性があります。
さらには食器棚から食器が飛び出し、ガラスの破片が降ってくる可能性も多々あります。
高温の油や熱湯でやけどしたり、ポットや電子レンジ、炊飯器などが飛んでくる危険性もあります。
キッチンは 家の中で最も危ない場所とも言えます。
揺れが来た時、ガス台の前にいたら火を止めて逃げて欲しいのですが、
もし離れていたら無理してガス栓を止めなくても大丈夫です。
都市ガス、LPガス共に震度5程度の揺れを感じると自動停止する機能となっているものが多々あります。
事前に確認しておくとより安心できるでしょう。


●お風呂にいる場合
“浴室のドアを開けて、姿勢を低く!!”
ユニットバスなどお風呂は、家の中でも安全ゾーンの1つです。
しかし、閉じ込められると大変なので、まずは浴室の扉を開け脱出口を確保しましょう。
浴室の床は濡れているので滑りやすいですし、
シャンプーやカミソリなどが武器になって降ってくる可能性があるので気をつけましょう。
停電になったら、不用意に足を踏み出さないでください。
鏡などのガラスの破片が床に落ちている可能性もあり、裸足なので怪我の可能性も大きくなります。


●トイレにいる場合
“ドアを開け便座から腰をあげ、壁に両手をついて体を支える”
トイレもお風呂と同様、壁と柱の密度が高い場所なので、安全な場所の1つです。
但し、上の棚などに固いものなどをたくさん置いていると、上の棚から色々な物が降ってきて頭などに落下してきます。
一番困るのは、ドアが開かなくなって閉じ込められる事です。
便座に腰をかけたままでは、避難行動が取りにくいだけでなく、便座が外れた時、一緒に転んでしまうので
すぐに下着、ズボン、スカートを引き上げ、足をふんばりやすい体制を取りましょう。


●1階にいる場合
“とにかく上層階にダッシュ!!”
今までの地震を見て、1階が押しつぶされ2階が残っていた傾向は多々あります。
特に1992年(平成4年)以降、建築基準法の改正で3階建ての家が建設されるようになりました。
3階建ての家は耐震構造も耐火性能も高く、比較的安心です。
但し、窓際や家具からは離れ、ガラスや降ってくるものから遠ざかりましょう。
柔らかいソファーの背もたれの裏側などに隠れると比較的安全でしょう。


●エレベーターに乗っている場合
“全ての階のボタンを押す!!”
マンションなどのエレベーターで地震時管制運転装置がついていないものやついていても作動しない時があります。
とにかく全ての階のボタンを押し、最初に停止した階で降りましょう。
もし、閉じ込められたら連絡用インターホンで外部と連絡を取りましょう。
天井の出入り口は脱出用ではないので、とにかくインターホンで連絡が取れるまで待ちましょう。
すぐつながらない可能性はありますが、パニックにならないように落ち着きましょう。


日頃から、地震を想定して心構えをしておくと安心です。